WorkSpacesを活用した導入事例
導入背景
・リモートワークを導入したいけれども、機密情報が含まれているため情報漏洩のリスクという観点から外部アクセスが出来ない状態を解消したい
・チーム内で共有しているドキュメントを社内・外を問わず、タイムリーなやりとりを実現したい
提案内容
従来の仕事という仕組みやプロセスを、テクノロジーを活用して解決を求めており、どこからでも会社のアプリケーションやデスクトップにアクセスが可能な環境を迅速に対応することができるAmazon WorkSpaces(以下、WorkSpaces)を提案させていただきました。
WorkSpacesを利用することで、ユーザが所持しているPCからAmazon Web Services(以下、AWS)で提供される仮想のデスクトップにアクセス・経由して、会社で利用されているPC画面の共有を実現することが可能となります。
実際には、会社のPCをリモートで操作して作業をしているように見えますが画面だけを共有している状態なので、紛失盗難などのデータ漏洩リスクも軽減され、利便性も保持しながらセキュリティも担保出来るという理由から、こちらの提案を致しました。
利用したサービスの詳細
Amazon WorkSpaces
AWSが提供している「フルマネージド型仮想デスクトップサービス」であり、以下の特徴を持っています。
・初期投資不要で、1台から始められる
Amazon WorkSpacesを導入する際の初期費は掛かりません。少し試してみたいなと思った場合AWSのアカウントがあれば、1台/月額$34から利用することが可能です。
※執筆時2020年12月時点の東京リージョンでの費用で算出しております
・事前サイジング不要。スペック変更が容易
WorkSpacesはWindowsサーバOS上のデスクトップエクスペリエンスとなるため、最小スペックである1vCPU/2Gメモリでも利用可能です。
作業中にマシンスペックを追加したいと思ったら変更することが可能のため、最初からサイジングを考えなくて大丈夫です。
※変更の際、マシンの停止及び最大30分程度の時間がかかるので注意が必要です。
※本案件では企業様の作業から必要スペックを計算し、サイジングを計画しております。
・AWSの各リージョンで利用可能
日本、北米、南米、アジア、ヨーロッパなど、AWSが提供している代表的なリージョンでWorkSpacsesが利用可能です。
企業様によっては、グローバルな展開により海外に支店があるという要件が発生することも考えられます。
その場合においても、海外ユーザ用としてWorkSpacesを構築することも可能です。
日本の拠点と海外の拠点とをAWS DirectConnect(AWS専用線接続サービス)とで接続することで、高速な接続環境を実現することが可能です。
構成図
利用サービス
AWSプロダクト | サービス概要 |
---|---|
Amazon WorkSpaces | ドメインのネームサーバ |
Amazon CloudFront | 配信高速化するウェブサービス |
Amazon S3 | 静的Webページをホスティングするサービス |
Amazon CloudWatch | アプリケーションをモニタリングするサービス |
Amazon Certificate Manager | SSL/TLS 証明書のプロビジョニング、管理、およびデプロイ |
導入企業様の紹介
日本興商 株式会社
2001年2月設立しまして20 年目を迎えた、躍進を続ける企業です。
本社工場は16500平方メートルと広大な面積を有し、和泉・富田林・尼崎・姫路・名古屋・熊本に営業所を展開している総合リサイクル商社です。
関連する導入事例
RelatedContactお問い合わせ
-
メールでのお問い合わせはこちら
-
お電話でのお問い合わせはこちら